その距離が愛しい。【深夜・渋谷へ】

仕事から帰宅する。


22:00にさしかかろうとしていた。


今日も一日が終わり、録画したTVを消化しながら100時間を越えたモンハンに手をつける。

繰り返しの毎日。




くすぶっていた何かが弾ける音をきいた。



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どこへいくでもよかった。


無我夢中でペダルを廻す。



脚は正直だった。


すぐに怠けていた分の重みが生じた。



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冷たい呼吸を繰り返し、温まっていく体。


煮え切らなかった感情理論を必死に脚でかき混ぜ、燃やし続ける。





私が求めていたのはこれだった。きっとこれだったんだと加速する。



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気づくと、私が以前勤めていた会社の近郊へと向かっている。

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二子玉川を十字に横切る線路。




数年前、通勤で使っていた路線だ。



あの頃、車内からみた多摩川の景色の中に未来の自分がいるとは思っていただろうか。





そのまま国道246沿いを流す。

平日の深夜であってもそれなりの車通りはある。


ネオンのライトと草臥れた人の流れを縫うように進む。


以前勤めた池尻大橋の会社を横切り、ふと昔の仕事や当時の恋人との淡い思い出に浸ってみる。


都会の思い出と称して埃をかぶったアルバムのスライドショーを観ている気分に似ていたとおもう。



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渋谷につく。




あの頃、愛してやまなかった東横線のホームが取り壊されているのを確認した。




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腹が膨れたのと同時にある程度の満足感を得た気がした。





愛車はチカチカと尻尾を照らし、帰路への案内を済ましていた。



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自由が丘をとおり、


深夜に楽しそうに闊歩する大学生を横目に




秋の空の下で大きく深呼吸をしてみた。






走行距離80km少々。
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by keybou07 | 2013-10-19 17:15 | 日常